• No : 8962
  • 公開日時 : 2018/12/18 18:00
  • 更新日時 : 2018/12/19 17:40
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都市ガスのエネルギー使用量の原油換算方法を教えてください。

回答

「原油換算エネルギー使用量=標準状態換算後の都市ガス使用量〔千N㎥〕×45〔GJ/千N㎥〕×0.0258〔kL/GJ〕」で 計算されます。

ガス使用量の標準状態換算については、ガスメーターが圧力補正あり(中圧供給)か、なし(低圧供給)かにより換算方法が異なります。供給圧力を選択して、検針票等に記載のご使用量を入力するだけで自動的に標準状態換算後のガス使用量が計算される「燃料単位換算」シートがエクセルファイルで提供されています。

埼玉県の「地球温暖化対策計画制度及び目標設定型排出量取引制度におけるエネルギー起源CO₂排出量算定ガイドライン」では、それぞれの項目について以下のように取扱うこととされています。

「原油換算エネルギー使用量=(1)燃料等使用量×(2)単位発熱量×(3)原油換算係数」

(1)燃料等使用量
都市ガスの場合、ガスメーターにより圧力補正がされている場合(中圧供給)とされていない場合(低圧供給)のいずれであるかを確認した上で、購買伝票(検針票等)に記載されたガス使用量を以下のように標準状態へ換算する必要があるとされています。



なお、埼玉県環境部が用意している「事業所の地球温暖化計画・実施状況報告」(エクセル)においては、「燃料単位換算」シートで、供給圧力毎に「購買伝票等に記された使用体積」(実測)を入力することで自動的に標準状態へ換算されるため、上記の換算式を意識することなく報告が可能となっています。

(2)単位発熱量
当社が供給する都市ガスの単位発熱量(GJ/千N㎥)は埼玉県の「地球温暖化対策計画制度及び目標設定型排出量取引制度におけるエネルギー起源CO₂排出量算定ガイドライン」では、以下の通りとされています。



(3)原油換算係数
0.0258kL/GJを用いることとされています。